2008年1月18日(金)

お菓子屋さんのホームページは甘党の私が見たいサイトになっていない

制作の橘です

こんにちは、橘です。


札幌、寒いですね。しばれますね。寒いとムショウに甘いものが欲しくなるアイタス随一の甘党・橘です。最近の私のお菓子消費量は通常時5割増し・のぼり調子で高笑いです。とにかく好調です。タルトが好きです。和菓子も好きです。マドレーヌもプリンもチョコも大好きです。

でもお菓子屋さんサイト、中にはマズイところもあるように感じます。残念です。

何が「マズイ」かというと、私はよくある札幌のお菓子屋リンク集からお店を探すのですが

○サイトがない・Not Foundになっている
→忙しいOLがあなたのお店を知る手段はサイトなのに……

○写真が小さい
→どんなお菓子なの? おいしさをイメージしてニヤニヤしたいです

○こだわり・おすすめがあるはずなのに、明言していない
→ぶなんなお菓子しかないんだなーって、他店を見にいっちゃいます

○値段をだしていない
→贈り物用に18箱考えているんだけど、値段がわからないと候補として外れちゃうなぁ

○いきなりFlash
→Flashが見たいのではなくて、あなたのお店のお菓子がみたいんです

○音が予告なしにでる
→自宅にパソコンがないから会社で見てるのに、音がでたらバレるじゃないですか!

○アクセスマップがない・わかりづらい
→クルマで行くには大きな通りからどう行くの? 駐車場はあるの?


なぜそうなってしまうんでしょう。 私なりに原因を考えてみたんですが、もしかしてこのような内情があるのではないでしょうか?

【その1】ホームページは作って終わりだと思っている
→そんなことないですよー! たとえ、新商品をひんぱんに出さなかったとしても、行事ごとでのセールストークが欲しいです。たとえば私がバレンタインに何を贈ろうかとお菓子を探しているときに、「バレンタインにはアイタスチョコレート~130年愛されつづける格式高いほろにがさ~」とかアピールしてくれると購入意欲がわくのです。新情報やその季節にマッチした情報が欲しいです。

【その2】社長が派手好きだ(無意味なFlash・音が出る)

→もしくはホームページ担当者さんが動くもの・音が出るもの好きではないですか? でもそれによってストレスを感じたり困るお客さんがここにいます。

【その3】もろもろ気づいていない

→自分たちのホームページを見なれしまっているので、こういった課題に気づかないのではないでしょうか。一度、自分のお店と関係ない人にホームページを見た感想をもらうといいかもしれません(できればお菓子好きな人・よくお菓子を買う人)。

ビジネスブログだということを忘れて個人的かつズバズバ言ってしまいました。世のお菓子屋さん、ごめんなさい。でも、これら残念ポイントは、お甘党・橘のホントの気持ちです。


■アイタスでは

まず現況をチェックすることをオススメします。『ホームページ健康診断』なんていかがでしょう? 季節ごとのキャンペーンを出したいという場合は『キャンペーン企画立案・実施代行サービス』ですね。あと、自社でバンバン情報をだしたい場合は『らくらく更新システム』がありますよ。

札幌のケーキ屋さん、和菓子屋さん、あなたのお店の美味しさが伝わるサイトを作りたいです。消費者の立場でズバっと言うわよ!

キョーレツな甘党制作者・橘より。


<橘@アイタス

2008年1月17日(木)

建設業をWebで元気にしたくて考えてみました

営業 高瀬
毎度さまです、営業の高瀬です。

今回は、わたしの過去の職歴から建設業のホームページについて考えてみました。

北海道経済の低迷から公共工事も減り、今まさに生き残りが困難な業界とお察しします。しかし、従来までの北海道経済の基盤を担ってきた建設業界に対しては頑張って頂きたいと個人的にねがっている次第です(まあ私の身内も建設業界といったところもありますが……)。


建設業界のIT化はイントラ化が一部の企業でも行われております。しかしWebサイトが今ひとつ活かしきれていません。会社紹介サイトの枠組みから脱却できず、具体的に仕事を生むサイトになっているのは、まだまだ少ないのではないでしょうか。

大手ゼネコンと称される建設会社では、独自に開発した工法などを情報提供できるため、サイトコンテンツとしては格好がつくかもしれません。しかし、実状は紙媒体からの焼き直しといった感も否めません。

では、多くの地方建設企業はどうでしょうか? 研究機関を有するほどの予算も人的リソースも無いはずです。でも、現場のかたがたが有する経験とノウハウや「こだわり」があってこそのシゴトなんだと私は思いますし、実際に過去目にしてきました。


サイトの閲覧者は、工事を発注する側です。官庁だったり、民間企業。

何をもって業者選定の対象基準とするのか? 綺麗に仕上がった工事完了写真は当然のことです。発注するからには、一定水準の完工でなくては困るから。むしろ、工程における「取り組み」や「こだわり」を見たい。「この会社に工事を任せてみたいな」と興味を抱かせることも他社との差別化に結びつけるいち要因となり得るのではないのでしょうか。


1つの工事が着工されてから完工までの工程を順にWebサイトで公開するのも充分なコンテンツとして確立できるのです。一見むずかしいようですが、今では発注側に電子納品として、デジカメ画像とアルバム編集アプリで報告しているくらいなので同様のことをWebにアップしていけば可能なことです。

そこで役立つのが、まさにCMS。MovableTypeやWordPressなどのブログエンジンでも充分に要件は満たすのです。施工管理者ごとの見せかたを徹底統一化したいのならば、会社ごとにフルスクラッチしたCMSも構築できます。完工まで一般に秘匿ならば、工事中は発注者側のみの閲覧制限も可能です。

正規の納品物とは差別化して動画でアップするなどの工夫もOK。

また、元請け受注のみならず下請け受注するための営業ツールとしてもWebサイトを活用する手段が考えられます。元請けする側にとっては、頼もしいパートナーが必要不可欠。前述のような仕事っぷりが知りたかったり、建設機械の保有台数や、現場作業員の在籍人数だったりを会社事務所からリアルタイムで公開することにニーズがあると考えられます。


発注工事を安価で受注するよりも、Webを活用した付加価値を提供してみてはいかがでしょうか。

「面白い」と思った建設業関係者様。オファーをお待ちしております(他社が先にする前に先駆けて)。当社アイタスでは当然全て構築できます。


<高瀬@アイタス

2008年1月11日(金)

「言われたこと」をやるだけではつまらなく、「おすすめの一品」を強要するほど傲慢ではないのです。

営業 高瀬
毎度さまです、営業の高瀬です。

前出の制作スタッフ橘のエントリではエキサイティングな舞台裏を紹介いたしました。ひとつひとつのご依頼に対し、いかに熱い思いで取り組んでいるのかを少しはお伝えできたことと感じます。


今回は、弊社代表石川と制作スタッフの熱いバトルを営業担当の目線から紹介いたします。


アイタスの制作現場、例えるならまさしく中華飯店の厨房です。

制作がコックなら、代表石川は料理長である!

日々、木下&橘は『中華鍋&おたま』ならぬキーボードとマウスを駆使して「あー」とか「うー」とかナゾの言葉を発しながら黙々と制作物を調理していきます。


そして迎えた社内検収。時には満足気に、はたまた満身創痍で石川のもとへ途中経過を報告します。


石川の制作物を見る沈黙が数十秒……それはまるで、ミリオネアのみのさん(古っ)。

沈黙を破り出た解答は、「えっとー。おまいさんはこのサイトをどうしたいんだい?」。

制作スタッフの頭には「!?」が飛び出て、必死に説明を敢行します。「ご依頼の内容に沿って、より訴求したい内容を配置しましたー!」。

困り顔の石川「でもさ、でもさー。このサイトを見るユーザーが欲しいのは、そんな情報では無いんでないかい? オレなら使いづらいなあ~」と一蹴。


料理の例えに戻りますが、店側がお勧めする料理イコールお客の食べたい料理では必ずしも無いということです。お客がオイスターソースを求めているのに、店主こだわりのエビチリをお出ししてはイカン! ということなのです。


話しは戻りまして、石川のオーダーは更に続きます。「ナビゲーションの枠はカド丸に。それとさ、それとさバナーあるやん。これもっとツルテカにー」。
Webサイトナビゲーション等を際立たせるためにはカドを丸くするのも有効的だとする例え

バナー1つとっても存在感を訴求するためには照からすことも有効

うわ細か! と思われるかたもいらっしゃることと思います。もちろん受注要件の中に「カド丸くしてね」とか「テカらして」など一切ございません。裏を返せば、用件満たしていれば角張っていようが、色をベタ塗りしていようが問題は無いのです。特に前者は論外としても

しかしながら、細部への作りこみが実は全体の仕上がりに対するスパイスだったり、ちょっとした盛り付けやアクセントを添えることこそが、ユーザーに与える先入観に影響を与える要因にもなってくるのです。

「なるほどー。言われてみるともっともです。スグ直します!」と納得顔の制作スタッフ。一瞬凹みこそしますが、更に考え作業に没頭します。自分のチカラになっていると感じているからです。


このエントリをご覧の皆さんも、ご自分が好きなサイトを注視してみてください。もしかしたら今まで気にしなかった箇所に隠し味があるかもしれません。


石川は日々語ります。「神は細部に宿る! と良く言ったものだよね」「もっと自分が手がけるサイトに愛情もってごらん。そうしたら良いものできるから」サイト制作に対し作業実務をおこなわない私にも納得の言葉です。


総じて、アイタスサイトの商材コンテンツにはこれらのことは書いておりません。それは、従来から品を変え、形を変えて当たり前のように行ってきていることだからです。

納品後にご依頼者様よりお褒めの言葉をいただけることこそアイタスが

○言われたことをただそのまま行う会社

○制作会社の独善だけでものごとを進めてしまう会社

このどちらでもない会社であることの証明なのではないでしょうか。

特に前者は論外としても後者は腕に覚えのある制作者だとついついやってしまいがちです。しかしアイタスでは「閲覧者が本当に望んでいること」の観点に基づきWebサイト制作をいつもおこなっているのです。


「良いサイトを持ちたい」とお考えの皆さまにとって、Web制作会社選定のひとつの基準として頂ければ幸いです。


<高瀬@アイタス


2008年1月10日(木)

ブログ勉強会で再確認できる「ビジネスブログ」という営業ツールの重要性

制作の橘です

こんにちは、橘です。

今年もより一層、皆様に貢献できる仕事を目指しますので、よろしくお願いいたします。

現在もご依頼いただいた案件をバシバシ進めている最中です! 年明け早々から新しい案件がスタートすると、気持ちがより一層フレッシュになります。今年も飛ばしますよ!! ご依頼はこちらから(……とささやかにアピール)♪

ちなみにアイタスでは自社ホームページからのご依頼がたくさんあります。理由は、目的を持った依頼主が入力する大抵のキーワード、たとえば「ホームページ制作 札幌」などで、アイタスが検索結果の上位に表示されるからですね(その他にも要因はあると思いますが)。くわしくはこちらの実績をご覧いただけるとわかりますが、今回はSEOのお話ではありません。

ビジネスブログは立派な営業ツールのひとつだというお話です。

アイタスでは『営業日報』というビジネスブログを続けており、今ではおよそ1000エントリまで蓄積されています(自分の会社ながらすごいですよね)。中には「石川さんのエントリに共感したのでお電話しました!」とご依頼のお電話をいただくことや、「アイタスさんの営業日報はおもしろいよね」と話題になったり、興味を持たれることが多々あるのです。

つまりビジネスブログで「集客」「会社のアピール」が成功しているということです。


ここで、すでに「スタッフブログ」等々の名前でビジネスブログに取り組んでいる企業さんはこう思われるのではないでしょうか。

「ウチがやっているブログはビジネスブログと言えるのだろうか?」

「ビジネスブログの定義とは何か? ビジネスブログと普通のブログでは何が違うのか?」

「ビジネスブログでの集客・売上・来店に結びつけるコツとは? コツを取り入れたら効果がでるかも」

はい。ビジネスブログと普通のブログ(個人ブログ)は全くの別物です。具体的な「こうするのがミソ」というポイントは、最初はつかむのがなかなか難しいかもしれません。


さて、そんな中、いつもお付き合いいただいているA社様オリジナルの『ビジネスブログ指南勉強会』を昨年2007年の11月に実施いたしました。A社様には、ビジネスブログで会社のアピール・実店舗への集客へ結びつけるという目標があったからです。

「集客」や「問い合わせ」といった目的を達成するためのブログの書きかた、普通のブログとは異なるライティング上のポイントなどをみっちりと解説。まずはビジネスブログという「事業ツール」の全体像をつかんでいただく内容です。

当日、ホームページ担当者様・上役のかたがた・ブログを書く店舗スタッフさんにもご参加いただきました。

参加された皆様は真剣そのもの! モザイク部分はA社様オリジナルのマル秘内容です
▲実際のブログ勉強会の様子。弊社代表の石川が熱弁をふるっています


日頃、アイタスでビジネスブログを書いているわたし自身も改めて発見があり、「ターゲットをどれだけ限定できるか」「ターゲットが行動を起こす理由を提供する」といったことを認識できました。

ちょっと難しい内容も含まれており、勉強会参加の皆さまに伝えきれたかなと心配になる部分もあったので、事後のA社様のビジネスブログに変化が生じるかちょっとドキドキしていました。

でも、そんな心配は無用で、この勉強会のあとのA社様のブログは見違えるように変化していきました! 当社のビジネスブログ勉強会を受講していただくことにより、ブログエントリの方向性や目的につながる書きかたをつかんでいただきました。私たちが提供したノウハウがクライアントの役に立っているのを見ると、こんなにうれしいことはないですね。


ブログを続けていても、本来の目的に対する効果がなかなか見えてきていないという企業様、確実に伝授できる「ビジネスブログのツボ」がございます!

すでにビジネスブログを取り組んでいらっしゃる企業様・ぜひ始めてみたいとお考えの企業様、聞けば納得の『ビジネスブログ指南勉強会』をぜひぜひご検討ください! 心よりお待ちしております!!


<橘@アイタス

2008年1月 9日(水)

どこかの企業ホームページが悲惨な状態なのは「発注者としての品格」に欠けている以外に理由が無い。

代表 石川
こんにちは。石川です。


先日、こんなことがありました。わたくし石川は楽器演奏を習いたくて、以前からのご縁も多少あり「ここ、札幌で音楽スクールやっていて評判も良いらしい」という会社へ連絡を入れたところ、これまでのご縁もあってのことか、そこのスクール責任者が直々に話を聞きに来てくれました。

私が「楽器習いたいです。料金教えて」と、かなりアバウトな段階で相談したのもあって、もう少し話をつめないとということらしいです。概算でいいのだから、まずは金額教えてくれたらそれで良いのですが。


以下、わたくし石川:石、先方:先。

石「あのー、これから楽器演奏をマスターして、人気者になりたいんです!」

先「それはそれは。当スクールではさまざまな楽器のレッスンをご用意しております。ご希望の楽器はおありですか?」

石「う〜ん。別に無いんですよね。音楽詳しくありませんし。私だったら、なにがいいですか? とにかく今後の私のモテっぷりは楽器演奏にかかっているんです! 専門家から見て、おすすめの楽器を提案してください!! 提案大歓迎です!!!」

先「……」


先方は帰りたくなったのでしょうけれど、私の熱意は伝わったようです。なんとかしてやろうと、さまざまにディスカッションを重ね、フワフワした私の考え(夢想という)を現実的に実施できるプランへ落とし込もうと努力してくれました。プロとして「あなた無理。もちょっと考えてからまた連絡してちょ」とは簡単に言いたくなかったのかもしれません。

で、そのディスカッション。午前10時からスタートしてああでもないこうでもないとやっていて、気づけばすでに3時間。お昼抜き。先方がんばったよ。

後に伝え聞いたところによると、先方責任者いわく「あれほど集中してかつ実りの多い初期打ち合わせは近年稀だ。13年の私のキャリアの中でもベストの部類じゃないかな」というくらいのコンサルティング内容となったので、わたくし石川は何の楽器を習えば良いのか、かなり明確に把握できました。

もやもや漠然としていた事柄がすっきりと整理できました。忙しい時期にもかかわらず、わざわざ来てもらって良かったわー。


方向性が見えてきたのは、だいたい以下のような項目でした。

○ピアノもギターもサックスもチェロも指揮も習いたいけど、予算や時間の都合もあるのだから、まずはどれかひとつに。というわけで、まずはエアギターやりましょう。

○楽器演奏ということは、少しでも楽譜読めないと。苦手でしょうけど、サポートしますからね。

○エアギターをマスターするためには、意外にも「空気を見る」という別スキルが必要。ここも勉強しなきゃね。

○レッスンは「初歩の初歩」コースから。目標はもう少し上のレベルだけれど、急がば回れで。

○石川さん、楽器のことなにもわかってないから、その他のことについてもバックアップしていくよ。目的は「エアギター弾きになる」のではなく「モテモテになる」なのだから、この目的に寄与するための「楽器習い」を総合的に考えていきましょう。

○あ、あと、エアギター買ってくださいね。電池も必要ですよ。


良質なコンサルティングでは、コンサルタントとしての知見を押しつけるだけではなく、相談者がそもそも持っている「答え」を引き出す作業をします。

相談者は「話を聞いてもらい」、「適切な合いの手」や「考えをまとめるための質問」を返してもらうことにより、自分の中で整理できていなかった方向性や取捨選択の決断が行えるようになっていきます。

優れたコンサルタントと会話をすると、相談者の思考が活性化され、新たなアイディア・新たな観点・新たな解決策を「相談者自身が見いだし」ます。

見たくなかった事項・考えたくなかった事項も避けられなくなります。結果「この部分、めんどうだけどやっぱりやるしかないのか。よし、しょうがないからがんばろう」と観念します。

それがコンサルタントのちから。

ツービートとしてのビートたけしにきよしが不可欠だったように、田中が絶妙のタイミングでつっこむからこそ太田の意味不明発言が笑いに昇華されるように、うなづくだけ、「ちげーよッ」と言うだけなのに、とても重要な役割を担っているわけです。


後日、わたくし石川は、私にとってベストな楽器スクールを選択したかったので、件のスクール含め、数社に以下の再見積依頼文書を送りました。


1.エアギター講座を習います。

2.空気読む講座も習わなければならないので、おすすめのカリキュラムと金額を見積に盛り込んでください。

3.その他、エアギター購入費・電池代など、付随してかかる費用があれば、できるだけすべて網羅した上で見積としてまとめてください。

4.早く決めたいので、申し訳ないのですが明後日までに提出願います。


すると、上記再見積依頼書を見た件のスクール責任者がこう言ってきました。

○再見積の内容、これは当社と打ち合わせをしたからこそ見いだしたものでは? それを改めて基準として相見積を取るのはルール違反だと思うが

○当社最大のウリはこの「コンサルティング」にある。それをこのようにされては困る

○石川さんはいつもこういうことする人なの? 今回、ご縁もあって最大限のコンサルティングをしたつもりだったのだけれど、あいだに入っている人も、この件は了承していますか?


なにを言っているのでしょうかね。ギョーシャのくせに。カネ出すのはこっちです。

再見積要件としてまとまった項目にしたって、よくよく見れば「そりゃそうだ」という、ごくあたりまえのもの。件の責任者でなければ提案できないような独創性が認められる内容ではありません。

そもそも、わたくし石川だって相談前から「やっぱいろいろ考えたらまずはエアギターかな」とは思っていたことなんです。

たかが音楽スクール風情が、なにをえらそうに言っているのでしょうか? かんちがいも甚だしい。こちらは客です。


わたくし石川は、これまでもなにか買ったり申し込んだりする場合、その分野の詳しい人に相談して、製品や注文内容を絞りこんできました。

そして、それをどこで調達するか、見積を数社から取り、きちんと見比べて判断してきました。

それが消費行動としての賢い在りかたというものです。

私は断じてまちがっていませんよ。おかしな言いがかりをつけてきているのは業者のほうです。まったく、変なところに相談してしまいました。


<石川@アイタス1.0/アイタス1.5


2008年1月 8日(火)

北海道の戦略的施策として観光・食関連ホームページのCMS化に予算を計上せよ

高橋はるみ北海道知事へ


代表 石川
こんにちは。アイタスの石川です。


昨年から観光関連・食関連企業のホームページリニューアルの引き合いがたくさん(それはもうたくさん)来ています。

共通する課題としては、多くの相談社のサイトがまだCMS化されていないので、まずはCMS。いたずらになんでもCMS化するのではなく、ホームページ以外の施策と絡め事業全体でのサイトの位置づけを明確にし、だからWebではこれを効果的効率的にやっていくためのCMS導入という感じの「目的ありきの手段としてのCMS導入」のロジックをきちんと確立することあたり。

私のプランや見積を採用せず、他社に発注したところも数社あるのですが、リニューアル公開を楽しみにしていますよ。予定からすでに数ヶ月経過していますけどね。きっと私も学ぶべきところがたくさんあるサイトとなると期待しています。これは嫌味ではなく。


ちなみに、私の勤め人時代の仕事は観光関連の雑誌・情報誌等の編集です。独立後もしばらく『じゃらん』さん等の仕事でライティングをしていました。

○北海道の観光についてどのように「魅せるか」

○それをWebサイトではどのように展開するか

この両方のキャリアを持っています。道内観光関連でネットでなにかやりたいと考えているなら俺に聞けと思っています。俺の言うとおりにやればうまくいくと自信を持てる分野です。


北海道の重点課題? フォーカスする分野が観光と食なんですよね。ホームページについても「このままじゃダメだ」と感じ、当社その他へ相談してくる会社さんが多いのを踏まえると、この2分野の人々はがんばっていこうと意思を持っているのだと感じます。


が、いかんせん、投資効果が期待できるCMS込みのきちんとした企業ホームページをプランニングし、構築するのであれば、数十万という予算では足りなすぎます。はっきり言ってしまうと、一桁足りません。

数十万で構築する企業サイトは、どこが作っても「それなり」であり、実状として「帯に短したすきに長し」的な中途半端なものとなりがちです。

少し運用し始めただけで、すぐあれこれ不満不足不便が生じてしまい、一年後にもう一度数十万かけて〜といった無駄金スパイラルに陥りがちです。

これが真実。


企業のWeb担当者の中にはきちんと勉強しているかたも増えてきていて、担当者レベルではホームページ構築にはそれなりにカネがかかる実状が認識されています。意欲あるWeb担当者の悩みは「時間が足りない・人が足りない・カネが足りない」であり、これはまぁ経営リソースと同様の話なのですが、

○時間とマンパワーの不足はCMSである程度補完できる

わけで、それ自体もWeb担当者は把握しており、そのためにもCMS構築の予算を確保できるかどうかがWeb担最大の悩みとなっているわけです。


Web担当者が必ずしも稟議を通すテクニックに長けているわけではありませんし、これまでIT導入で何度も痛い目を見てきている経営者にとっては「コンピューター関連」への投資はトラウマです。経営者層へは、これまでとは異なるWeb担当者の本気度を見て欲しいと言いたいのですが、私が非力で経営者と直接会えなくて言う機会が無かったり。

※ITと、ネットでの情報発信力強化は似て非なるものなのですけどね。

地域的な重点分野であり、まだまだ成長ののりしろがある観光・食関連にもかかわらず、上記のようなボトルネックでつまづき、Webへの投資が進まないのは企業単体の話に留まらず、北海道全体にとっても大きな損失です。


北海道は、観光・食関連に限らず、情報発信が全然足りません。最低。

すばらしい観光資源があっても、他にない大地の恵みがあっても、それらは「北海道へ来る前」に知らしめなければ、外貨獲得増を達成できません。

国内外のもっとたくさんの人々に「北海道ではこんなにすばらしい観光体験ができる。食体験ができる」ことを、事前に知ってもらわなければなりません。北海道へ来る前にそれを知っているからこそ、多くの選択肢から北海道を選ぶわけで。

ではその「知らしめる」手段はなにか?

それこそインターネット。最適。


北海道の戦略として、可及的速やかに観光関連企業・食関連企業各社のホームページをCMS化すべきであり、企業自体がこの分野への投資にまだ二の足を踏んでいるのであれば、行政として後押しすることも検討する必要性が増していると私は考えています。

今年は北海道サミットという国内外から北海道に注目が集まる好機でもあります。この千載一遇の機会を逃さず、北海道の魅力をインターネットを通じて世界へガンガン発信する以外に、道が今年為すべき仕事は無い。

といったところで、観光関連企業・食関連企業のWebサイトCMS化に、行政として補助金や助成金をつけても良いのではないかと。今年に限ってでも。

本則としてはWeb担当者が予算獲得のスキルを高め努力すべきですし、経営者が経営判断して自社ホームページのCMS化を決断すべきです。

が、ことは急を要しつつあるのです。


<石川@アイタス1.0/アイタス1.5


2008年1月 7日(月)

「セカンドライフの失敗」は「インターネットでの失敗」に通ず

代表 石川
こんにちは。石川です。


旧聞ですが『旭川市がセカンドライフ活用』ということで。

ひとつ思うのは「いやちょっと待て。それはカネのムダだ」と止める地元のWebサイト制作業者はいなかったのでしょうか。しかも税金。

旭川で幸せな小学生時代を過ごした私は、この愚行に胸が痛みます。


セカンドライフの失速についてはさまざまに語られ始めています。

要は、多くの人々に対して「セカンドライフを利用する動機付け」が、今のところ上手にできていないのが最大の課題と言えるでしょう。

○(わざわざ出費して)快適に動作させるためのPCスペックを満たし

○独自の操作体系を(がまんして)マスターし

○日本人の好みに合わないグラフィックにがまんして

○その他もろもろ

その上で、多くの人々は、セカンドライフで何を得られるのか?

旭川市は、まさか、人々が上記の艱難辛苦を乗り越えて、わざわざセカンドライフで旭川情報に触れてくれると想定しているのでしょうか。

旭川市、チャレンジャー。


しかし、この「なぜわざわざ見に来るのか?」という命題は、なにもセカンドライフに限った話ではありません。

インターネット上に存在している普通の企業サイト・行政サイトも同様の問いかけを常に突きつけられています。

「なぜ、多くの閲覧者が貴社ホームページを閲覧・利用しに来るのか?」

経営者やWeb担当者がこの質問に即答できない限り、おそらく貴社サイトはセカンドライフで閑古鳥が鳴いている状態とそう変わりありません。


「貴社サイトは、閲覧者にどのようなサービスを提供しているのか?」

この答えが、つまり貴社サイトのコンセプトです。

即答できなければ、現状は漫然とホームページを開設しているに過ぎません。そこから閲覧者が得るものは無いでしょうし、結果、運用側の貴社もホームページに対する投資のリターンを得ていない。


きれいなホームページをデザインできる制作会社は増えました。これ大切。

きれいなソースを書ける制作会社も増えてきました。これもまぁ大切(本質的にはどうでもいいことです)。

貴社とスクラムを組んで、貴社サイトを真に役立つものにしようと「本気」で「考える」制作会社と知り合えていますか?

別にね、当社アイタスで無くても良いのですが、クライアントがWebに疎いのをいいことに、後で依頼主が笑いものになるような施策を通してしまうところに引っかからないで欲しいなぁ。


「貴社は、貴社ホームページを通じて、顧客にどのようなサービスを提供していますか?」

一緒に考えましょう。本気のご依頼、いつでも歓迎しています。


<石川@アイタス1.0/アイタス1.5

2008年1月 6日(日)

企業ホームページにおいて、2008年は関係性をリデザインする年である。

代表 石川
こんにちは。石川です。


新年、あけましておめでとうございます。

今年も当社アイタスへご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。


さて、エントリタイトルの『企業ホームページにおいて2008年は関係性をリデザインする年』について、周辺情報を少し書きます。核心についてはタイトルで述べ尽くしているので。


一昨年、2006年までに企業が実装しておくべきホームページの機能はCMS(いわゆる専門知識不要でホームページを更新できる仕組み。このへんからこれこれこれも参照)でした。

パッケージ化されたCMS製品やLAMP/LAPP(そろそろLAMPのみの表記でもいいかな)でのオーダーメード開発に比べ、Movable TypeやWordPressなどのブログツールをカスタマイズしCMSとして応用することにより、中小企業にとってCMSがグッと導入しやすくなりました。

これが2005年〜2006年の大きな動きです。


現在、CMSを活用できている企業とそうでない企業とでは、インターネットにおける情報発信力に大きな差がついてしまっています。

企業として生き残りたいのであれば、ネットにおいては、まず自社ホームページにCMS導入。しかもこれはもう済ませていて当然のお話です。インターネットの流れとしては2006年あたりで終わっている事項なのです。CMS未導入の会社さんは今すぐご依頼を

先行している競合他社の動きから遅れすぎてはと、自社サイトへCMSを駆け込み的に導入する企業がようやく動いたのが2007年。昨年です。

しかし、2007年のメインテーマはすでにCMSではありませんでした。

※CMS≠ブログでは無いので、たとえば社長なりネットリテラシが高めの社員Aがブログをやっているから会社としてCMSを導入できているかというとそれは全然ちがう話。今回のエントリにおいては横道にそれるのでこの件そのうち別エントリにて。


自社ホームページをCMS化した上で、サイトをさらにパワフルな経営ツールへ強化していくためにはなにが有効なのか? 煎じ詰めると、ネット上でこの命題に対してさまざまなアプローチが試行されたのが2007年という年です。

CMSが「非CMS時代 or CMS時代」といったドラスティックな変化を企業ホームページに与えたツールだっただけに「CMSの次」はCMSほど強力なインパクトを持つツール・施策が今のところ登場していません。

有効なツール・施策はいくつもあるのですが、CMSのようにすべての企業が導入すべきといったものとはなっていません。むしろ、CMSが別格なのでしょう。

目的や方向性によってツール・施策を取捨選別していかなければならない。CMS以後の現在は、そういう時点です。


したがって、企業がWebサイトリニューアルを外注する場合も「CMSできます。MTカスタマイズ得意です」といった制作会社に発注するのは時代遅れとなっています。

今どき、Webサイト制作会社がCMSを構築できるのはあたりまえで。基本能力。

CMSはもちろん、さまざまなツールや施策を提案でき、どれだけ依頼主の目的を叶えられるか。

「ムーバブルタイプできるとこ、どこか無い?」といった異常な選択基準から、本来のそれに回帰しているわけです。

力のある制作会社であれば、望むところでしょう


さて、自社の情報発信力を格段に高めるため、あるいはすでに格段に高めてしまっている競合他社へ追いつくためには、CMSという手段がありました。情報発進力強化については、これである程度手当てできたぞと。

その次、「CMSの次」とは何なのか?

それはCMS導入済み企業の多くが感じていることでしょうし、それについての施策を個別に検討中かと思います。

当社アイタスも2008年はこのテーマにフォーカスしていきます。ネタは豊富にあるので、かなり期待していただいて良いかなと。


それでは今年もよろしくお願いいたします!

日本国民みんなでがんばって、良い年にしていきましょう!!

暗示の外に出ろ。俺達には未来がある!


<石川@アイタス1.0/アイタス1.5

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