Web活用備忘録

Webサイト施策の成功パターンに共通する担当者スタンス5つのポイント

2008 年 3 月 9 日

アイタス石川
こんにちは。今スグ試せるWeb活用研究会の石川です。

お請けした案件のひとつが当初の予定通り週明けに一般公開となります。この案件は他の案件同様さまざまな反省点があるものの、総合的にはうまくいったパターンだなと感じています。

ではうまくいかないパターンもあるのかいという話になります。

うまくいかなさそうな案件には共通事項があるので、お問い合せ段階でその「うまくいかなささ度」を測定し、受注の許容範囲内であるかどうかをジャッジするのが私や営業高瀬の重要な仕事となります。

可能であればその「うまくいかなささ度」を軽減するためにできることをやります。これが「商談」であったり「仕様の策定」だったりするわけですね。

世の中にはとん挫してしまうITやWebのプロジェクトなど珍しくないのですが、それはこの「うまくいかなささ度」が誰の目にもレッドゾーンになっているにも関わらず「なんとかがんばりましょう! おー!!」といった気合いモードでスタートしてしまい、途中、何度か発生する仕切り直しポイントを皆がスルーし続けるからです。

結果、関係者一同の予想通り「なんとかなりませんでした! ガーン!!」という結末を迎えてしまいます。

関係者一同がわかっていても言い出せないでいる「このままだとまずいよね」をどれだけ早期に議題として提示するかが私の役割となります。

横道にそれたので本題に戻して、うまくいくパターンでの共通事項を5つ挙げてみます。

【Webサイト施策の成功パターンに共通する担当者スタンス5つのポイント】

担当者が一所懸命
担当者が一所懸命では無い案件があるのかと疑問に思うかたもいらっしゃるでしょうが、けっこうあるものです。

担当者が「こっちは客だぞ! カネ払ってるんだぞ!」なノリでは無い
Webサイトは依頼主と制作者が協力してつくるものなので、オレ客だからと後部座席でふんぞり返っている担当者ではうまくいきません。

担当者が必要なものを明確に提示する
「これはこう載せたい」「こういう雰囲気にしたい」「これはいらない」「それはダメ」とハッキリしている。誰かが決めなければならないことがたくさんあるWebサイト制作において、その誰かは無論制作者では無いので、優柔不断ではない担当者だと制作者は作業がはかどります。

担当者が制作者に仕事をさせる
制作者に仕事をさせない担当者というのも、実は少なくありません。たとえば発注内容とは直接的に関係の無いネットよろず相談を制作者にし始めると、制作者は受注作業を一向に進められません。

担当者が社内調整をする
社長部長営業広報人事、Webサイトに求めることは細部各論になると、その立場からさまざまな要望・意見が出るものです。往々にして両立しない要望・意見が発生するものですが、落としどころを調整できるかどうか。

まだまだありそうなのですが、今回はこのへんで。

週明けリリースとなる今回の案件では、上記5ポイントを満たしていたと思います。つまり、クライアント側の担当者が優秀だった。

このように優秀な担当者から常に選ばれる制作会社として、アイタスは今後も精進し続けなければと。

今回、いつも通り制作の苦労はありましたが、当社スタッフが力を発揮できるコンディション維持にクライアントも協力していただけたお陰で、双方、気持ちよく仕事ができ、結果にもつながったと思います。

企業間取り引きはかくありたいと改めて思った次第です。

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