Web活用備忘録
サイト改修予算の内訳にメリハリをつける意義
2009 年 1 月 26 日
こんにちは。企画・営業の高瀬です。
当社へご依頼いただく内容として多くが既存サイトのリニューアルです。
サイト全体をリニューアルするためには各コンテンツごとにどう予算を案分するかがカギとなります。予算内でいかに費用対効果を上げられるものを提供できるかに当社も頭と時間を使います。
限られた予算内で、あれもこれもと盛り込んでいくとサイト全体が幕の内弁当状態になり「何がウリなのかわからな~い」といったサイトも多いです。
そこで、サイトの一部分のみに予算を投下して費用対効果を上げるといった考えかたもこれから増えてくるのではないでしょうか。
日経ビジネスONLINEにて科学的にネットを活用されている長野県の星野リゾートさんの事例が紹介されていました。
旅館の利用者増を高めるために予約フォームに特化して改修をおこない、予約数を8割増しに伸ばしフォームの離脱率さえ約45%から30%弱にまで低下させたとのことです。
実際に旅館サイトを閲覧してみました。サイト自体は奇をてらわずにオーソドックスな閲覧しやすい作りです。視覚的に画像を大きく使っているのは星野リゾートさんらしさがうかがえます。
トップページで注目したのが予約バナーの「当サイトからのご予約が一番お得です」といったキャッチフレーズです。
当社においてもいくつか宿泊業のサイト構築のお話もあり、その際に伺った話で共通するのが大手旅行ポータルサイトは集客といった観点から有効であるが、顧客を増やす観点ではどうしても自サイトからの予約を増やしたいといった内容です。
宿泊料金自体も宿泊予約ポータルよりも若干安く設定されているようです(宿泊予約をされるかたはホテルサイトから予約をされるのもお得かも知れません)。
さて、予約フォームも使ってみました。表示はAjaxにて動作させているようです。ポップアップウィンドウや文字の可読性に違和感を感じましたがボタンの大きさや予約候補を選び比較できるのは便利なところだと好感がもてました。
この種の予約系の作りは冗長なスクロールや毎回一覧画面に戻ることにストレスを感るものです。
予約完了までのプロセスに少ないクリック数で辿りつけるかを配慮して作られているのは確かに離脱率を下げることに直結していると思います。
以上のネット施策はEFO:エントリー・フォーム・オプティマイゼーション=入力フォームの最適化といいます。予約申し込み(購買)を獲得するのはコンバージョンといいます。
同様に予約フォームや資料請求フォーム、ECサイトの購買フォームに対してもテコ入れを図るのも効果的な措置です。
ネットで物が売れない、予約が取れないとお悩みの経営者様、ご担当者様。部分改良から始められるのはいかがでしょうか。
当社でも部分改修を承っておりますので、どうぞご依頼ください。
<高瀬@アイタス>
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