Web活用備忘録

読んでもムダだ『日本語の作文技術』

2008 年 9 月 22 日

この本は読んでおわりでは何も身につかないと思う。私がそうだった。

数ヶ月〜数年かけて、1ページ1ページ、書いてある内容をしっかり咀嚼していけば、文章で食っていけるようになるかもしれない。

私はそれができなかったから、ライターではやっていけなくなった。

日本語の作文技術 (朝日文庫)
本多 勝一
朝日新聞社出版局
売り上げランキング: 1744
おすすめ度の平均: 4.5

4 堅そうな体裁のわりに読みやすい
5 わかりやすい日本語を書くための良書
5 20代のときに読めばよかった。
5 読むだけできっと良くなる
5 理科系・文科系をとわず,もっともやくにたつ作文技術本

「文章スキルは一生モノ」とは、札幌人発行人荒井氏の言。

一生モノの技術なのだから、数年かけてこの本で学んでもたっぷりお釣りが来る。それをできないのが俗人の悲しさだ。いつかちゃんと読み直そう、勉強し直そうと、後まわしにし続けて十数年。私はすっかり「研いでいない斧で適当に木を切る」その場しのぎのおっさんになってしまった。

そうして、日々、ご覧いただいているような「わかりにくい」文を粗製濫造している。厚顔無恥にもスタッフの文章に朱入れしちゃったりして。自分が学べよってカンジー。

「書く技術」というのは、パソコンとネットが普及した現代において、ますます求められている能力である。「わかりやすく書く」ノウハウは、才能ではなく「学習」によって誰もが取得できるものではあるのだけれど、「メールくらい、ブログのエントリくらい書けますよフフン」と思ってしまっている私たちは、この本でイチから勉強しなければならない必然を感じていない。

そうして、私もあなたも、日本人に生まれながら、わかりやすい日本語の文章を一行も書かないまま死んでいく。

ざまぁ。

<社内既読者コメント>
○日本語作文ノウハウ本の決定打。本気で文章上手になりたいのなら、まずはこの一冊。

<アイタス文庫担当@アイタス

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