起きてー！　眠っちゃだめー！　episode 2

Web活用備忘録

2008 年 5 月 28 日

こんにちは。今スグ試せるWeb活用研究会の石川です。

これまた前世紀の話で恐縮です。

倶知安には北海道スピードパーク（HSP）というレース場があります。バイク誌の編集スタッフだった私は、HSPへ取材その他で時々出かけました。

その日はサーキット走行のライセンス取得講座かなにかの取材でした。午前は座学・午後から実際にバイクでサーキット走行会といった流れです。

私は午前の座学開始に間に合うよう早い時間に札幌を発ち、例によってその他のさまざまな条件が重なっていたこともあり、取材開始時にはすでにいささか眠気を催している状態でした。

会社でデスクワークをしているときも基本的に常時船をこいでいるところから「船長」という役職を拝命していたのはダテじゃありません。ヒラだけど船長。雇う側にしてみれば最悪な社員ですね。わかります。

○おもしろき　こともなき世を　寝てすごし

えーとさて今回は単独行です。記事としては「こういうことありました」という報告で、写真は載せますがいわゆるベタ記事みたいなものです。しかし、午前午後と時間はかかる。眠たい。午後の走行会撮影まで持ちませんよこれは。

というわけで、同行者不在の単独仕事なのをいいことに、午前の座学は必要な写真をサクッと撮ってしまい、私は講習会場を抜け出し取材車フェスティバへ戻ったのでした。寝に。

「これで90分は眠れるかな」。

目が覚めた時に倶知安の空が夕焼けに染まっていたのならこのエピソードも迫力あるのですが、普通に予定時刻くらいに起きました。それがプロってもんです（どのクチが言う）。

講座担当者の視線がなんとなく熱い気がするものの、ぜんぜん知らないふりして午後の走行会へゴーゴー。鈍感力とかスルー力というのは、繊細だからこそ発揮すべき力でしょう。

ひと寝して元気になった私はHSPを走り回り、走行会を楽しむライダーの写真をたくさん撮りました（使うのはせいぜい1・2枚なんだけど。あと今のようにデジカメではなく銀塩なんで感光費かかるのだけど）。取材も行い、参加者の「今日は参加して良かった。タメになった。楽しかった」的コメントも忘れず取り、後日アップした記事も適切にまとめました。

※こう書くとテキトー感が漂っておりますが、仕事自体は手抜きしていません。

このように死線をくぐり抜けてきた私だから後進に伝えたい。

「とにかくなんでもがんばります！」でも「えー、それは私の仕事ではありません」でも、仕事は続かないゾ♪

○朝から晩までフルパワーで気を張り詰めてはいられない

○では、今日のポイントは？　そこでヘマしないためには？

○「テキトー」では困るけど「適当」を考えないと。「いい塩梅」。

○しかし自己責任で（笑）。バレたらクビという時もあるゾ♪

○お目付役の同行者はいないかもしれないが、社外の人は見ている

○お目付役の同行者はいないかもしれないが、自分の良心は見ている

まとめます。

○寝てたので　お弁当は　どこですか

○デジカメだ　もったいぶらずに　うんと撮れ