Web活用備忘録

2.検索機能は必須。しかし、フツーの機能で必要十分。

2008 年 9 月 18 日

このエントリは旧アイタスサイトおよび旧ブログ記事の再掲となります。

前項で「賃貸不動産のWebサイトは物件情報に注力せよ」と述べた。そこで、ユーザーの利便性を考え物件情報に検索機能を盛り込むのは常識以前の必須事項となるのだが、ここに落とし穴がひとつある。

それは「検索機能の充実化を図るあまり、使い勝手が悪くなってしまう」という失敗だ。

ユーザーは賃貸不動産サイトに物件を探しに来る。しかし、実はまじめにはまだ探していない。インターネットでの情報収集は、部屋探しのごく初期におこなう行動だからだ。

検索エンジンその他で見つけた類似サイトをぶらぶら見て回り、住みたい部屋・借りたい部屋のイメージを固めている段階でしかない。たまたま「良さげな物件を見つけて」「問い合わせ先(の会社)へ電話をかける」ところから、ようやく実際の部屋探しに意識が移っていく。

したがって、Webサイトで「ユーザーが求めている物件が探せるように細かな条件設定ができる検索機能」を用意しても無意味なのである。意味がないどころか、使いかたがわからなくて、ユーザーはよそのサイトへ10秒で飛んでしまう。

「(使い方が)パッとわかって」「サクッと使えて」「ピッと物件リストが画面に出る」。この流れのスムーズさが重要である。Webサイトを使いこなすために新しく覚えなければならない事項があってはいけない。

賃貸不動産サイト十カ条

  1. コンテンツ・メニューは必要最低限で
  2. 検索機能は必須。しかし、フツーの機能で必要十分
  3. 価格の明示
  4. 写真はできるだけたくさん、大きく
  5. 物件には的確なコメントを
  6. 「おすすめ物件」。おすすめと言いたいだけとちがうのかなぁ?
  7. 物件情報にはタイムスタンプを。
  8. リアル店舗・人物の存在感を
  9. 必要十分なデザインの品質を
  10. バックグラウンドで動かすデータベースには詳細な情報・細かな項目も
  11. 番外.CRMしないの?

<不動産サイト担当@アイタス

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