Web活用備忘録

ネットショップオーナーが今すぐチェックしたい、パッとトップページだけ見ても、これだけ見つけられる北海道・シーオー・ジェイピーのすごいところ24項目

2008 年 10 月 5 日

アイタス石川
こんにちは。北海道・シーオー・ジェイピーファンの石川です。

先のエントリ『北海道・シーオー・ジェイピーのすごさは何なのか』にて

同社のECサイト(また、サイトからは見えない部分のさまざまな取り組み)は、ご覧の通り、良い意味での「教科書的」なつくりとなっています。

ここならではの特殊性は目立っていません。「ネットショップはかくあるべし」という「お手本的」「優等生的」なものです。

しかし、それが徹底されています。これが北海道・シーオー・ジェイピーのすごさであり、同社を私が非常に尊敬している点でもあります。

と述べました。

実は社名を伏せて前にも触れており、そのときは

知れば知るほど凡事徹底に努めていて感心させられる。ここは本物だ。 〜中略〜 言ってしまえば古典的。聞けば「なんだそんなことか」といったものばかりだ。しかし、そういったあたりまえのことを徹底できるところこそ生き残る会社だと強く思う。実際に凡事徹底できているところは稀。そこにしびれる憧れる。

といったシンパシーを表明していました。

この「凡事徹底」「やってあたりまえのこと」がくせ者なんだと、強く思います。「なんだそんなことか」「そんなの知ってるよ」という人は多くても、実際にやって、続ける人は本当に少ないものです。

「あたりまえのこと」は軽く見られ、スルーされてしまう傾向があります。「凡事」は「わざわざそんなこと話題にしなくても」と、語られなくなってしまいます。

それが罠。

というわけで、以下、リストアップしてみると「こんなのネットショップの常識じゃん」という事項ばかりです。

そこで問いたいのは「では、ECサイトを運用している貴社では、この項目、すべて満たしていますか? また、やっておわりではなく、オンタイムでカイゼンし続けていますか? そのカイゼンの取り組みがワークフローとして確立されていますか?」ということなのです。

できていたら、売上・利益が順調に伸びているはずです。

ECサイトの健康診断・チェックリスト代わりに、以下、ご自身のサイトと比較してみてください。

※何度も当備忘録で述べていることですが、ECサイトは特に「サイトからは見えない部分の動き」が重要です。このチェックリストは「誰もがサイトトップで今すぐ確認し、今すぐ真似られること」でしかないのをお忘れなく。

※こんなリストは休日に篤姫見る前の空き時間でざっとテキトーにまとめたものに過ぎませんので、本気でECサイトのテコ入れするのであれば、別途、ちゃんとご依頼くださいね。貴社の現況に即した改修プランをまじめに考えます。

■パッとトップページだけ見ても、これだけ見つけられる北海道・シーオー・ジェイピーのすごいところ24項目

1.社名
社名・サイト名に「北海道」と付けている。「北海道」という文字列は強力なブランド。

2.ロゴマーク
ロゴマークに北海道のかたち。北海道図は無料で使える最強ツール。北海道(の図形)にどれだけのブランド価値があるか理解していない道内企業は、自社サイトに北海道地図を使わない。

3.サイトが暖色系主体
買ってもらうサイトは暖色。配色の基礎。「ウチの社長が青色好きなので、青色主体で」って(実話)。

4.「お客の声」がある
基本。

5.「お客の声」の総数を明示している
「たくさんあります」ではなく「実際に美味しかったの声 16176件←クリック!」となっていると、閲覧者の目にとまる。

6.商品バナーが「商品写真」ではなく「イメージ写真」
シズル感のあるイメージ写真が必要。

7.商品バナーで適切なフォントを使い分けている
フォントだけではなく大きさ・色・縦書き・横書き・ななめ・マル囲みなどなど。

8.商品バナーのキャッチコピーに手抜きがない
具体的に。臨場感。キーワード。

9.商品バナーのキャッチコピーに数字を盛り込んでいる
数字があると説得力200%アップ。

10.商品名には容量明示
ex.生ずわい蟹刺身(500g)・特盛タラバ折れ足BOX(3kg箱)

11.商品名+短文の説明が必ずセット
やる気のないECサイトは商品名のみで説明文がありません。

12.「200y年mm月dd日(w) 今日も元気に営業中」
最新の日付(=今日)を表示し、今も稼動している(手入れされている)最新のECサイトであることを印象づけている。

13.画像に人が登場している
基本。人気(ひとけ)を出す。

14.画像に登場している人物は女性メイン
おっちゃんよりお姉さんのほうが好感度・好印象。

15.定番商品一覧がある
ここはなにが強いのか・自信あるのか・実績あるのか。

16.売れ筋一覧(ランキング)がある
定番。

17.ランキングがリアルタイム
その定番に客観性・即時性を。
※店側の都合を優先してランキング操作を考えるところがありますが、論外。後述項目24にも通じること。

18.商品カテゴリー一覧に「目的別」「用途別」の視点
イマイチな商品カテゴリ
→カニ・お肉・乳製品・お菓子 だけ

考えられている商品カテゴリ
→カニ・お肉・乳製品・お菓子
 贈答用・ご家庭用・サプライズ・届いたらスグ食べられる・わいわいみんなでパーティ とかとか

19.サイトTOP右上(とても目立つポジション)に「ご利用ガイド」
すぐ探しやすいところにヘルプコンテンツ。

20.「ご利用ガイド」に初心者マーク
それに初心者マークが付いているから目にすぐ飛び込んでくる。

21.レイアウトは上から順に重要なもの
「ショッピングをしにきたユーザーにとって重要なもの」であって、店側にとってのものではない。

22.サイトカイゼン・効果測定に活かせるよう、同じリンク先でも異なるURL(引数を追加)
どのバナー・リンクをクリックしたのかがわかるようにしてある。

23.「7つの実話」「受賞履歴」「マスコミ掲載履歴」信頼感アップの情報開示
ネット外の実績・社歴にあぐらかいているところは、このへん手薄になりがち。サイト単体でどれだけ与信を高められるか。

24.サイトが「北海道・シーオー・ジェイピー」のためではなく「利用者」のために徹底して構築されている
売れないECサイトほど、自分の都合「これ売りたい」を優先している。売れるサイトは利用者の「楽しくスムーズな購入」を実現することだけ考えている。

往々にして、消費者側は「買いたいけど買えない」のです。お金がなくてという意味ではないですよ。

<石川@アイタス

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