2007年12月30日(日)

すべてはAll right

代表 石川
こんにちは。石川です。


2007年、今年も皆さまにお世話になりました。

本来ならすべてのかたに直接お会いして気持ちをお伝えできると良いのですが、年の瀬の慌ただしい中、不作法を承知の上、この場でお礼申し上げます。

当社アイタスにとって本年は、多くのクライアント・協力関係者に支えていただいた年となりました。

より良い仕事でお返ししなければと思っております。


来年も良い年にしましょう!


<石川@アイタス1.0/アイタス1.5


2007年12月28日(金)

iPod touch/iPhone普及に伴うWeb標準への対応必要性の高まり

制作 木下

こんにちは。木下です。


本年も残すところあとわずかとなりましたが、今年をふりかえってみると様々なWebサービスや商品が生まれ、流行している様子が印象的でした。

さて、弊社で毎週購読している東京IT新聞に、2007年のITキーワード番付という記事がありましたので、その中から一部を抜粋してご紹介いたします。

記事には、今年流行ったIT関連のキーワードが一覧で掲載されています。


■2007年のITキーワード番付(掲載記事から一部抜粋)

○iPhone、iPod touch

○PASMO

○ホワイトプラン

○MVNO

○内部統制、J-SOX

○ニコニコ動画

○Twitter

○Android

○SaaS、ASP

○クリエイティブ・コモンズ


私がこの中から特に気になったものにAppleの「iPod touch」があります。

液晶に触れて操作するという、操作感が斬新なAppleの「iPod touch」。

先日、店頭にて展示されているiPod touchに触れてきました。

触ってみて最初に感じたことは、iPod touchの薄さです。

写真で見るとけっこう大きいイメージなのですが、実物はかなり薄く、携帯するのにも便利なのかなと感じます。


さらに、薄いだけではなく、音楽を聴いたり動画をみたりと多くの機能がありますが、特に目を引いたのはAppleから提供されているブラウザ「Safari」でのWebサイト閲覧機能です。

iPod touchでは、Mac OS標準のブラウザ「Safari」によるWebサイト閲覧が可能です。

そのため、パソコンで見るWebサイトがほぼそのまま表示されます。


日本ではまだ発売されていないAppleの携帯電話「iPhone」もSafariによるWebページの閲覧が可能ですが、今後iPhoneが日本で発売され、普及していけば、iPhone用のSafariに対応するためのWebサイト制作も重要になってくるのではないかと予想します。


「iPhone向けWebアプリケーションとコンテンツの最適化」というページにiPhone用のWebサイト制作に関する情報が記載されています。

iPhone向けWebアプリケーションとコンテンツの最適化


この中で気になった部分は『iPhone向けのWebページを設計する場合、常に標準を順守するようにします』という記載です。

iPhone用SafariでWebサイトの安定した表示(レイアウト崩れやクリックできないなどの不都合がない表示)が可能になるようです。

そのため、Web標準に準拠したサイト制作が、この先さらに重要になってくるのだと思います。

そういった意味でも、どんどん新しくなっていく今後のWebサイト閲覧環境に対応可能なように、動向をチェックしていきたいと思います。


<木下@アイタス

2007年12月27日(木)

2007年の収穫『参考になった書籍TOP3』

制作の橘です

こんにちは、橘です。

今年もあとわずかですね。私にとって、今年はひたすら勉強の年でした。アイタスでは各種書籍がズラッと完備されています。困ったとき、分からないとき、たくさんの書籍に助けられました。

未だ全書籍読破できておらず
▲整頓されていないのは、毎日お世話になっている証拠です!


さて今日は! 2007年度『参考になった書籍TOP3』パンパカパーン♪ をお送りいたします。


第1位『WebマスターのためのGoogle Analytics』
付箋だらけが物語ります

今年5月にGoogle Analitics新バージョンが発表され、アイタスでもエントリで何度か触れられていました。とにかく初期の頃は見かたがチンプンカンプンだったのでこの本には本当に助けられました。今では効果測定にハマッています。解析はエキサイティングだ!!

※この本はAnalytics旧バージョン用の内容ですが十分通用します。


第2位『あたりまえだけどなかなか書けない文章のルール』
一時期、相手のヤル気を引き出す文章を書きまくっていました……

アイタスでは社内・社外への連絡にメールをよく使います。「断られやすいお願いを通したい」「相手のモチベーションを上げたい」「印象に残るお礼を書きたい」など、じっくり文面を考えなくてはいけない場面が多々あります。そんな時、いつもお世話になっているのがこの1冊。上記のようなシーンごとに例文を用いて解説があるので、とっても参考になります。新入社員(または文章を書くのが苦手な人)には効果てきめんの1冊です。


第3位『Webディレクション標準ガイド』
わたしの教科書です

アイタスに入社すると自動的に配布される1冊。アイタスはこのフィールドで仕事をしているからですね。受託案件の進行フロー・確認しなければいけないこと・基本知識などが こまかぁ~~く 書かれています。「今まで制作だけで、ディレクションはしたことない」というデザイナーさんにオススメの1冊。サイト構築に関する知識が広がるので自然と制作物にも変化が現れます。


特に2位の『あたりまえだけどなかなか書けない文章のルール』は業界に限らずどなたにもオススメな1冊です。ホームページ担当者や経営者のかたは『WebマスターのためのGoogle Analytics』を必読!

年末年始は読書にどっぷり浸かるも良しですよ!


<橘@アイタス

2007年12月20日(木)

夕張を舞台に石川×橘の一ヵ月戦争

制作の橘です

こんにちは、橘です。

すっかり冬ですね。北海道の冬といえばスキー! スキーといえば夕張のマウントレースイ!!

さて、今回は弊社にリニューアルをお任せいただきました『夕張リゾート マウントレースイ冬季Webサイト』の制作舞台裏をお話いたします。まさに掲題の通り、そこには石川と橘の激しいやりとりがあったのです……。


アイタス社内激論通常3割増し

今回の『夕張リゾート マウントレースイ冬季Webサイト』をリニューアルする上での最も重要なポイントのひとつに「雪の美しさを引き立たせるデザイン」がありました。

橘「雪の美しさを表現するなら、コレだな!」

撃沈の1回目デザイン案
▲割と自信満々で迎えた社内デザインチェック1回目


石川:「全体的に白すぎ」「雪の写真(白っぽい写真)が配置されるのだから、写真を引き立たせるデザインと配色に」

なにぃぃぃぃぃ。


橘「2回目のチェックお願いします! 雪の美しさをを引き立たせます!」

リベンジの2回目デザイン案
▲今思えば単純な考えのデザイン案ですね(ホントに黒くしただけ)……


石川:「黒にすればいいってものではない」「ヘッダ・グローバルナビ・フッタを横いっぱいに延ばすのはやめなさい。まとまりがなくなる」「タイトルのあしらい(最新NEWSの横に伸びるバー)はやめなさい。中の内容より横長のバーが印象に残ってしまう」

うああああああああ。

という果てしないやりとりが、幾度となく繰り返されました。もう三振スリーアウトコールド負け状態です。

男のクセに細かいんだよ! イシカワ!! 呪う。今日は呪っておく。そして明日ころs

絶対見返してやる!!! OK出させる!!!! そして明日旅にでr

えーっと。


さすがに石川も途中疲れているようでしたが、次第にカタチになっていきました。そして最終的に先方とすり合わせして完成したのが現在のサイトとなります。

完成です。夕張リゾートの皆さん、社長、ありがとうございました
▲イヤッホーウ♪ ヨーロレイヒ〜

現在すでに公開されております。繁忙期の忙しい中にもかかわらず、夕張リゾートの担当者様は適時更新されていらっしゃいます。


今回は夕張リゾート様の舞台裏(一部)をお話しましたが、他のクライアント案件も同様です。社内で熱いやりとりが繰り広げられています。

そんな熱いアイタスに是非、依頼したい! と仰ってくださるかた、大歓迎です。お問い合わせ・ご相談お待ちしております!


<橘@アイタス

2007年12月20日(木)

こだわりを相手に知られてしまうレベルであれば、こだわラーとしてまだまだ

代表 石川
こんにちは。石川です。


今回の三連発の裏テーマは「誤解」と「修行不足」でした。

○「とんがってる会社」 → そうだとしても、より大切にしたいのは、あたりまえのことをきちんとあたりまえに行える会社へのぶれない方向性です。そのへんを買っていただけたら嬉しいです。

○「怒ってるし」 → そうではなく、真剣にやってるとどうしても余裕がなくなってしまうようで、顔つきが普段のしまりのない表情から変わっているだけです。

いずれも、自らの行いによって誤解を招いているのですから、修行が足りないなと。


三つめのこのエントリで触れたいのは

「アイタスさんってこだわりがあるよね」という誤解についてです。

もしかすると、アイタスという会社組織には、長年の事業活動を経てなにがしか無形の会社文化的な「こだわり」が生じてしまっているのかもしれませんけれど、代表であるわたくし石川の見解としましては「アイタスにはこだわりと言えるようなものはほとんどない」がオフィシャルなものとなります。

ひとつふたつくらいはありますけどね。

ただ、それを社外に喧伝して歩いている記憶はない。かっこわるいから。

それにもかかわらず「アイタスってこだわってるよね」と少なからずの社外のかたから言われてしまうのは、やはり我々の修行が足りないのだろうなと。

恥ずかしいです。


なんでもかんでもこだわっていては仕事になりませんし、三つ四つあるこだわりは自分たち自身の在り様に対してのものゆえ、社外にお見せする場面はそうそうありません。

むしろ、社外には臨機応変・柔軟対応をもって良しとしています。

「こだわらないことにこだわる」のもこだわらないようにしようくらい、メタにこだわりません。


こだわりはありませんから、敷居が高いといったイメージは誤解です。

今後とも、ご指導何卒よろしくお願いいたします。


<石川@アイタス1.0/アイタス1.5


2007年12月20日(木)

なぜだ。なぜこんなに怒りんぼだと誤解されるのだ

石川さんというよく怒るパートさんがいて、怒る=石川さん入りましたが当店専用語 by モスバーガー

どんなときに怒るのか、モスバーガーゆめタウン長府店石川さんの話が聞きたいです。


いつも私が寂しく一人で路上の空き缶カーンと蹴って思いのほか大きな音たてちゃってダッシュでその場を走り去っているのは

○スタッフを「そうじゃない」と叱る or 指導する

○仕事でエキサイトする

○講座プレゼンその他にて全身全霊で語る

○事後魂消散するくらい入魂のメールを書く

と、

「そんな怒らないでも……」と言われるからです。


つまり、よーし真面目に仕事するぞーとなにかやると、そのアウトプットは相手から「怒ってるし」と受け取られてしまうわけです。

「石川さん入りました」とか言われちゃうわけです。

あげくには、初対面の人から

「あれー、もっと怖い人かと思ってましたー♪」とか言われるわけです。

修行が足りません。

真剣にやりだした = 怒りだした なんですか私の態度はそうですかそれは申し訳ありません精進します。


基本的に、仕事で怒ることなんてありません。

また、他人に対して怒るなんて滅相もないです。

それほど、優しくも親切でもありません。


どうか怖がらず、安心してお問い合せください。いつもほがらかで、ニコニコしています。客観的に見て、私はかなり腰低いほうですよ。なんならウチのスタッフに聞いてください。



石川でした。


<石川@アイタス1.0/アイタス1.5


2007年12月20日(木)

自分は才能あるとか頭いいとか思っちゃったりしてる人の言動ほど端から見て痛ましい様はない。

代表 石川
こんにちは。石川です。


実るほど頭を垂れる稲穂かな

能ある鷹は爪を隠す

大賢は愚なるが如し
↑恥ずかしながらこれは知らなかった。この歳になっても発見はある。

かくありたいとは、やはり才気走っている人をたまに見かけたりすると、いかん俺も気をつけようという気にはさせられます。難しいですが。

そもそも実っていないし能ないし大賢じゃないだろーというツッコミはスルー。


アイタスは凡事徹底がモットーで、一所懸命さを尊ぶ会社です。

そういう人と私が仕事したいから。


ウチみたいな会社は、というか私は、まわりに生かされているのが事実で。

顧客、協力会社の人たち、社員、高岸所長、日信のおばちゃん、以下延々と続く諸氏諸兄に私は生かされている。

だから、この人々へ、なにかお返しできるのであればという思いしかありませんね。自分の仕事分野でいささかこの人たちよりなにか知っているからとしても、だから傲慢になっていいという道理はない。


アイタスの売りはデザインとかサイト構成力とかWeb標準への偏愛とかとかの前に、愚直に誠実にといったところで。少なくともそうありたいという強い指向性を持っている会社ですよと。

その上でのSEOだったりLPOだったりCRMだったりCGMだったりしない限り、あっという間に道を踏み外してしまう世界だから。生かしてくれているまわりの人たちへどんなことでお返ししたいのかを、常に心とからだのど真ん中に持っていないと。

そんなことをしみじみ思う秋の夜長です。


<石川@アイタス1.0/アイタス1.5


2007年12月17日(月)

『北海道スーパークラスターマップ&カレンダー完成披露会』に出席しました

制作の橘です

こんにちは、橘です。

去る11月14日(金)に開催された『北海道スーパークラスターマップ&カレンダー完成披露会』に出席いたしました。

『北海道スーパークラスター』とは?

北海道経済産業局が2001年から開始したプロジェクトで、バイオ分野とIT(情報)分野の企業が協力して北海道を活性化していこう! という取り組みです。


このたび、札幌ビズカフェさん主導で『北海道スーパークラスターマップ&カレンダー』の企画・制作が行われ、カレンダーが完成しました!


北海道スーパークラスターマップ&カレンダー全体像。クリックで拡大画像をご覧いただけます

▲マップが届いてすぐに掲示しました。参加企業は釧路・帯広~函館まで! 札幌の街が埋めつくされています

アイタスは中央らへんに掲載されております
▲当社アイタスも北海道を元気にしたいイチ企業として参加しております


完成披露会では、札幌ビズカフェ代表宮田さんの「ちょうど参加企業が108社なんです。煩悩の数と一緒ですね(笑)」(←うまい!)というトークに会場から笑いが起こりました。また、道産食材を使用したカレーに舌鼓。ヘルシーで美味しかったです。

深野北海道経済産業局長のご挨拶と、ご多忙の中駆けつけてくださった高橋はるみ知事を迎えての除幕。

日常なかなか体験することのできない貴重な時間でした。お招きいただきありがとうございます。


北海道を元気していくということを改めて再認識しました。わたしたちアイタスも北海道を愛する一員として日々地域に貢献していけるよう努めますので、よろしくお願いいたします。


<橘@アイタス

2007年12月11日(火)

サイトからロゴ、ロゴからパンフレット、「次へ」とつながった事例

制作 木下
お久しぶりです。木下です。


現在進行中の案件で、より気持ちが前向きになる、やりがいを感じている事例をお伝えしたいと思います。

アイタスではWebサイト制作のご依頼をいただくことが多いのですが、Webサイトからロゴ、さらには会社案内パンフレットまでご依頼いただいた事例を紹介いたします。

クライアントは、アイタスでいつもお世話になっている札幌高級鋳物様で、私、木下がメインで担当しております。

流れとしては、はじめに、札幌高級鋳物様のサイト制作のご依頼があり、サイト制作に着手いたしました。

札幌高級鋳物様サイト
▲札幌高級鋳物様サイト

サイト制作が後半に差し掛かる頃、札幌高級鋳物様で取り扱われている製品(SKIAS)のロゴを必要とされているとのご相談をいただきました。

当時制作中のサイトを気に入っていただいていたこともあり、アイタスへロゴ制作のご依頼をいただきました。

ロゴ制作にあたっては、コンセプトや使用用途にあわせて、強さと耐久性を兼ねるようにと考え、現在のロゴの形を提案しました。

札幌高級鋳物様ロゴ(SKIAS)
▲札幌高級鋳物様ロゴ(SKIAS)の紹介ページ

制作したロゴは札幌高級鋳物様から好評をいただいたようで、制作者としては嬉しい限りです。

その後、札幌高級鋳物様でサイトに合わせて会社案内パンフレットを刷新したいというご要望をいただき、現在制作中です。


当初はサイト制作のご依頼をいただいていたのですが、サイト、ロゴ、会社案内パンフレットとトータルにクライアントの情報発信、広報宣伝の相談をいただけると、とてもやりがいを感じます。


ひとつひとつの仕事が認められたという満足感や達成感もあり、さらに次につなげていきたいと思う気持ちも強まります。

今後、さらに次へ次へとつながるように動いていきたいと思います。


<木下@アイタス


2007年12月10日(月)

「勉強して自分で自社ホームページをつくる」という意気込みの罠

代表 石川
こんにちは。石川です。


このエントリの結論は「餅は餅屋」ということなのですが、以下、打ち合わせの時間までつらつらと。

ここ数ヶ月、セミナーや自社プレゼンなど人前でお話しする機会が何度かありまして、そこであらためて実感したのが「企業ホームページのすべてを自力でつくろうとしている起業家やサイト担当者が少なくない」という事実です。

私がWebサイト制作会社の者だから言うのではなく、なにがしかのご縁があったかたがただからこそ、それはどうだろうとお話ししています。


まずはとりあえずの会社ホームページを持っておきたいと考えている起業家におすすめしたいのは、

1.ネットで無料〜少額で提供されているブログサービスを活用。デザインは既製のテンプレート
→これは限りなく制作費ゼロに近いですね。

2.上記で、テンプレートは有料のものやデザイナーに発注して独自のものを用意
→数千円〜数万円?

3.上記では構築しきれない更新の仕組みや個別にデザインしたいページがどうしてもあるのなら、それらをデザイナーに発注
アイタスでいえば30万円〜

このへんです。


起業家が大切に使わなければならない有限の手持ち資源にカネと自分自身の時間があります。カネを節約するために「自分でなんとかデザインしよう」と考えるわけですが、本職のWebデザイナーでさえ、それなりの企業ホームページを制作するのには最短でも一ヶ月程度の期間が必要です。通常の企業サイトには数ヶ月の制作期間がかかっています。

一所懸命勉強して、手間ひまかけて、自分自身でさえ「……う〜ん」と感じてしまうホームページを数ヶ月かけてコツコツとつくっていく。かつ、そこで得られたノウハウは、何度も使う(=売れる)場面は発生しない非常に限定された分野のものとなります。

起業家はもっと他に時間を使うべきだと思います。

だからこそ、起業フェーズのネット施策は無料ブログ〜ブログカスタマイズによるCMSで構築したコンパクトな会社ホームページ(しかし情報発信力はパワフル)あたりに留めておいて、「情報をどんどん出す」ことに専念すべきだと感じます。

起業するような人はある意味スーパーマンですし、なんでもそこそこできちゃうので、自分のホームページくらい自分で作ろうと考えます。

ここが罠。


一方、起業家・経営者ではなく、業務として担当している社員のかたの中にも「ページをデザイン」しているかたがいます。

企業のWeb担当者はプロデューサーやディレクターであり、デザイナーやコーダーではありません。

いろいろ勉強して商品ページの画像を作成したりレイアウトしたりしていますと話すWeb担当者に、たとえば

「この前アクセス解析したのはいつですか?」とお尋ねして明確な回答が出てくることはかなり稀です。

そこそこの品質の画像やページデザインは外部の者でもできます。自社のさまざまなコンディションや方向性を押さえ、サイトで実施した事項の効果測定をし、次の企画を考えたり、社内調整を図ったり、発注書に書ききれない細かな(しかしホームページ運用にはそういったさまざまなToDoがたくさん)作業をしたりは、社内の担当者でないとできません。

※外部発注も可能ですが、受発注双方でみっちりと組まなければなりません。費用もかなりかかります。

「画像をがんばって作っている」「ホームページビルダーを覚えてHTMLファイルを作成している」からこそ、自社のWeb施策が進んでいない可能性があるわけです。


私がセミナー等で対象としているのは「制作者」ではなく「経営者層」や「企業Web担当者」です。この層へお伝えすべきはホームページ作成アプリの操作方法ではありませんので、こういった内容を期待していらっしゃった場合、大きなミスマッチが発生します。


蛇足ですが、アプリの具体的な使用法をセミナーでつかもうというのがそもそも無茶です。そういう方面のセミナーに参加する場合も、セミナー会場ではどのようなことができるのかを「知って」、実際の操作や試行錯誤は別途多大な時間を費やさなければ身につきません。

数時間のセミナーに足を運んでホームページが制作できるようになるのであれば、それを専門にやっている業者は不要です。

「企業のホームページを制作する」というビジネスが国内で発生してから12・13年経ちますが、当初から「ホームページなんて誰でも作られる」と言われていました。

しかし、いまだにWebサイト制作会社は必要とされています。


<石川@アイタス1.0/アイタス1.5


2007年12月10日(月)

「ホームページをデザインしてほしい」という場合の「デザイン」とは何なのか

代表 石川
こんにちは。石川です。


現況のホームページがイマイチ効果を発揮せず、リニューアルしたいのでアイタスよろしこというオファーを頂くのですが、私たちアイタスは「北海道ナンバーワンのWebサイト制作会社」を標榜しているくらいですから「サイトのデザインをどれだけ変えても・良くしても、現状の課題を克服できない」程度の把握にはすぐ到達します。


以下テキトーにザッと挙げますと

1.検索エンジンからのサイト到達〜目的ページへの「流れをデザイン」

2.上記流れによどみをつくらない「ユーザビリティをデザイン」

3.目的ページでの行動(問い合わせとか注文とか)を完遂させるための「入力をデザイン」

4.「このホームページにもう一度来たい」と思ったときにすぐ来られる「リピータビリティをデザイン」

5.企業ホームページに不可欠な「更新性とその作業フローをデザイン」

6.ホームページ施策が精度を高めていくために不可欠な「PDCAサイクルをデザイン」

7.見て心地よい、好印象を与える「二次元グラフィックをデザイン」

とかとか。テキトーなんで日本語的にあやしい単語などもありますが、まぁそのへんはスルーしてください。


パッと列挙しても、上記あたりの諸事項を考慮してリニューアルしないことには、作り直したサイトも「カネかけたけど思うような効果が出ない」といった課題を繰り返す事態に行き着きます。

このへんは「わかっている制作会社」なら、わかっていること。

アイタスも「わかっている(少なくともそうありたいと指向している)制作会社」だけに「ホームページのデザインをし直して」と相談されると、結構困ってしまうわけです。

なぜなら、問い合わせ・相談時点での客の視点は、上記で言うなら7の「デザインかっこよくしてー」に集中していることが多いから。


これは客がホームページを「つくるもの」だとまだまだ誤解しているゆえ。ホームページは「育てるもの」。

したがって、企業Webサイトのリニューアルとは、5・6あたりの態勢を整え、1〜3あたりを適時ブラッシュアップしていくことを前提に、その出発点一式を用意するということだったりします。まぁ、そこに7も含めてOK。

つまり、カッコイイ見た目はもちろん大切なのですが、それは要素のひとつでしかないということ。見た目のデザインに負けず劣らず「デザインし直さなければならない項目」が他にもあるということなのですね。


でですね、当社の場合、大切にしたい依頼主・真剣に取り組んでいる案件であればあるほど「たくさんあるデザインし直すべき事項」をきちんと踏まえた上で「見た目のグラフィックデザイン」もします。それがホームページ制作会社の責任ある仕事だと考えています。

だから「まずはラフで構わないのでデザイン案見せてください」と言われると、困っちゃいます。すごく困ります。ウチは生真面目だから。

上記1〜6の方向性・考えかたが異なると、適切なグラフィックデザインだって変わるわけです。特に5・6。効果測定を適時行い、どんどん改善していくホームページにするのか、それともリニューアルしてしばらくは手を入れないのか。どちらなのかで「見た目のデザイン」は大きく異なります。

こういうことを考慮しないで「まずは」「とりあえず」用意するデザイン案に、なんの意味があるのでしょうか。どこの会社でも、誰でも、ただ働きはできません。意味があるのかどうか疑わしいこのデザイン案も、項目は別立てになっているいないによらず、請求金額に盛り込まれるわけです。


私はウチの社員に無意味な作業をさせたくありませんし、顧客に無駄な費用を請求したくありません。

というわけで「まずはデザイン案出してください」と言われても、私がクチをはさむ案件の場合、即応しないことが多いです。ごめんなさい。ちゃんと説明しきれず、結局はデザイン案なるものをお出しすることも少なくないのですけどね。


「とりあえずデザイン案を」の前に、もっともっと貴社のことを教えてください。上記1〜7のようなことをディスカッションさせてください。その上で、当社のガッツあふれるスタッフが魂こめたグラフィックデザインをご覧いただきたいのです。


<石川@アイタス1.0/アイタス1.5

2007年12月 9日(日)

貴社の外注先は「アツい会社」? それとも「ビジネスライク」?

代表 石川
こんにちは。石川です。


社外からは見えない話で、しかしアイタスのセールスポイントというか特徴・美点なんだろうなここがという点のひとつに「依頼主のビジネスに対しての肩入れ具合」があります。

ほとんどの企業がWebサイト施策で失敗する最大の理由

↑このエントリで述べたように

○「会社見学させて」とやって来る

○「既存の会社案内・製品カタログ・新聞等の掲載記事、あるだけ見せて」と要求してくる

○一見Webサイトに無関係と思われる質問をあれこれしてくる

○貴社の製品・商品・サービスを使ってみている・買ってみている・利用してみている

○貴社の業界について質問してくる・勉強している

○貴社製品について開発秘話を聞きたがる

○貴社のこれからについて、経営レベルの話を聞きたがる

○貴社トップと会いたがる

○現場の人と会いたがる。調子に乗って「ちょっとそれやらせてくれませんか?」とか言ってくる

○「一度メシでも・飲み会でも」と言ってくる

といったことを経て「依頼主を知る」努力をします。泥臭いです。


要は、クライアントの思い・成し遂げたいこと・大切にしていること・これはやりたくないといったこと等々知らなければ、Webサイトを作れないと考えているからです。

依頼主を知っていく過程で「この会社、これが素晴らしい」「この点をもっと多くの人に知ってもらうべきだ」と、サイトで訴求すべき事項が見えてきます。

このへんあたりから、アイタスは「依頼主のファン」になっていきます。ファンはその対象について、たくさん語り合うもの。ですから、アイタスでは社内でクライアントについて随分と話題にしています。


こういうときの当社はアツいです。暑苦しいです。会社の室温が確実に上昇しています。元凶は主に私かも知れませんけど。

このようなプロセスを経られる恵まれた案件の場合、アイタスの仕事はそれなりに良い仕事になっている自負があります。

そうでない場合は普通ですね。アイタスでなければできなかった仕事だとは思えません。すみません。ウチならではの力を発揮できませんでした。もちろん一定水準のクオリティにはなっており、クライアントの要求は満たしているのですが、それだけ。


一昔前に比べると、北海道・札幌にも、志を持ち、かつその志をかたちにできる技術力を備えた制作会社が増えたなぁと感じます。

私たちアイタスも負けていられないと考えていますが、アイタスのウリのひとつは、上記で述べたように社外へはあまり見せていない「熱さ」だったりします。これあっての汗かきべそかきアイタス。

スマートでもかっこよくもありません。

だがそこがいいと認めていただける依頼主と仕事がしたいですね。


<石川@アイタス1.0/アイタス1.5

2007年12月 6日(木)

遅ればせながら『CSS Nite in SAPPORO』に参加しました!

制作の橘です

こんにちは、橘です。

思いっきり旧聞となりますが、去る11月10日(土)に開催された『CSS Nite in SAPPORO』に、当社アイタスは協力会社(撮影協力)として参加いたしました。

当社の写真を公式ブログ(現在終了しています)のフォト・ギャラリーで使っていただいたり、その他もろもろ、主催の24-7の皆様には感謝しております。そして、本当におつかれさまでした。

また、講演者の益子さん・西村さん・大藤さん・鷹野さんも有意義で興味深い時間をありがとうございます。

※当日、都合で行けなかった木下に自慢しまくりました。


私の率直な感想としては、『CSS Nite in SAPPORO』にてたくさんの出会い・刺激があったのが実は一番の収穫だったのかもしれません。というのも、普段はクライアントと打ち合わせ・商談することが多いため、同じ業界のかたがたと接触することはあまりないんですね。

アイタスもクライアントと接触する際は結構パワーを使うのですが、会場の皆さん、はるかに積極的だし強い。アイタスも負けないぜ! と奮起させてくれました。そんな気持ちにさせてくれた皆様にもありがとうございます。

また、「アイタスさんの営業日報おもしろいよね、好きなんだ~」というお言葉をいただいたときには、うれしい気持ちと苦い気持ちと半々でした(笑)。以前のエントリの『ビジネスブログはある日突然止まる』以降、段々と減少し、今、完全に止まっていますから(汗)。


しかし止めたら止めたで書きたくなるのが人情なのでしょうか。皆様にお伝えしたい情報も溜まってきていますし、再始動します。


>読者様

ということで、毎週更新(を目指し中)で情報を発信していきたいと思いますので、改めてよろしくお願いいたします。


<橘@アイタス


2007年12月 5日(水)

中小企業経営セミナー『本当に役立つホームページセミナー』を実施しました!

営業 高瀬
毎度さまです、営業の高瀬です。

お伝えするのが遅れましたが、2007年11月6日(火)財団法人さっぽろ産業振興財団様主催にて中小企業経営セミナー『本当に役立つホームページセミナー』が開催され、弊社代表の石川が講師として招かれました。

わたくし高瀬も、セミナー状況の撮影スタッフとして同行参加致しました。

その際の状況などを、アイタスサイトをいつもご覧の皆様にご報告します。

企業経営者向けにホームページ戦略についてアイタスの知見・ノウハウをまとめた内容で代表者の石川が講義を展開

有料のセミナーということで、どれだけのかたが参加されるのか期待し会場入りしたところ、30名を超える受講者様にご参加いただきました。

ほぼ満席といった状況で、ホッと一安心です。


企業におけるホームページ戦略について、たくさんのかたが関心をもっておられることをあらためて実感いたしました。今後の営業活動についても気を引き締めていかなくては! と思った次第です。

企業経営者向けにチューニングした講義ではありましたが、その内容は日々、石川よりアイタスでは当たり前のことと言われ続けていることばかりです。


その中でも私が再確認したことを挙げますと、

Webサイト運営におけるSPDサイクルの重要性です。つまりは、

 See:自社サイトを把握する(アクセス解析・ユーザーテスト・専門家への診断依頼)

 Plan:目的の明確化、ターゲットの特定、目的ページへの導線を想定、必要な予算・ヒト・期間

 Do:サイトリニューアルなどの改善実行フェイズ

 そして再びサイトの把握といった繰り返しです。

Webサイト運営は目的の達成に向けて、その時々の変化に応じて試行錯誤を繰り返しながら育てていくものと私は受け止めています。

「Do」向けになりがちなHP施策ついて「See」「Plan」との循環でかんがえなければならないと説明
 
全てはここに集約されるわけですが、このサイクルを効率よく循環させるためには、知識やノウハウ・便利なツールが必要になります。

しかし「それでもうまくいかない」と営業先で私がよく対面する現実があります。根底にあるのは、マンパワーと時間の不足です。

まだまだ、企業Webサイト運営に特化した専任担当者というのが組織には乏しく、他の業務と兼任でWebサイト運営を抱えているといった現状があります。


そこを打開する手段として、私たちアイタスのようなWebの専門会社が社外パートナーとしてサポートすると良いのではないでしょうか。

少々、営業ライクなノリになってしまいましたが(笑)続けます。


講義の合間にはこんな実験的な試みもありました。

当社制作スタッフ木下と橘の登場!

アイタスオフィスからのSkpeをつかった実況中継です。

実際にご依頼者様と接しているスタッフとして、感じることや自分達が身にしみてわかる効果的な施策について述べました。

中継終了後は、会場の皆さまから拍手をいただきスタッフ一同やって良かったな~と感じる一面でした。


弊社石川が講義を続ける中で多数の質問が上がるなど、セミナーに参加されたかたがたの中にWeb運営について積極的なかたが多かったセミナーでありました。


また、希望されるかたのサイトに対してアドバイスをするコーナーを企画していたのですが、希望者が多く、時間内には収まりきれずに、後日個別にアドバイスといった運びになるなど嬉しいハプニングも。


実際に、後日しっかりと個別に対応させていただいたことに対してコメントも下さったかたもいらっしゃいましたので、2点ほどご紹介します。


○「参加者一人一人に対してワンポイントアドバイスを頂けるとは・・・・・・
素晴らしいサービスですね」

  
○「目からウロコというより、脳みそが脱皮という感じですね」


コメントを下さった皆さまへ、この場を借りて、あらためて石川を初めスタッフ一同お礼申し上げます。


最後に、まだまだ北海道では企業におけるWeb活用について、行政や外郭団体といったセミナーの場でしかお伝えする機会が少ないのが現状です。

弊社としましても、実際のWeb制作実務に限らず、ご依頼があればセミナーや小規模な勉強会にも対応しております。

自社Web運営に対して、「壁にぶつかった」→「放置」ではなく、今後も積極的に活用をしていきたいのであればご依頼ください。


<高瀬@アイタス

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