観光関連サイトは商機を考えると英語・中国語・韓国語対応したい。だが予算は無い。そこで……

Web活用備忘録

観光関連サイトは商機を考えると英語・中国語・韓国語対応したい。だが予算は無い。そこで……

2008 年 4 月 23 日

さみ太「ネコ型ロボットぉ〜、サミットも近づいているのに北海道のさまざまなサイトのマルチリンガル化が進んでいないよぉ〜。北海道にとってまたとない世界へ向けてのPRのチャンスなのにぃ」（ドロンジョの声でどうぞ）

ネコ型ロボット「ワードプレスとプラグイ゛〜ンっ！」（イの発生は濁音ライクにどうぞ）

さみ太「えー、なにそれ……」

ネコ型「ワードプレスには便利なプラグインがたくさんあって、そのなかには各自動翻訳サイトと連携して既存Webページを翻訳してくれるほんやくコンニャクもビックリの優れものがあるんだ。プラグインによる対応言語の一例を挙げると、英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・ポルトガル語・スペイン語・日本語・韓国語・中国語・アラビア語・ロシア語・ギリシャ語・オランダ語・ノルウェー語となっているよ」

▲こういうのです

さみ太「へー、それ便利だね。でも、翻訳の精度はどうなの？」

ネコ「翻訳前の元原稿を素直な文章で書くよう心がけると、そこそこだよ。固有名詞は翻訳しきれない時があるけど、そのへんは無料だということでご愛敬ととらえたいね」

さみ「ふ〜ん。日本語から英語・中国語・韓国語の翻訳ができるの？」

ネ「残念だけど、日本語からは英語のみなんだ。だから、多くの言語に対応したいのであれば、英語はきちんとした翻訳を用意して、そこからさまざまな言語へローカライズするプランが適しているよ」

さ「でも、英語サイトさえ用意したら、たくさんの外国語サイトができあがっちゃうんだよね？」

ネ「あくまでも自動翻訳レベルだけどね。とはいえコストは限りなくゼロだ。やらない手は無いと思うよ」

さ「そのためにはワードプレスでサイト構築できる制作会社に頼まないとならないね」

ネ「まあね。というかホントもうね、世界的に注目されるこの好機を一体どう考えいているのかと。北海道は観光だと言ってるわりには、なすべき施策に対してのアクションが遅くはないかと。難しいこと考える必要無くて、まずやりゃあいいんですよ今あるコンテンツの多言語化を。CMSさえ実装してないところが多いのは一体どういうことなんだと私は声を大にして言いたい！　Wordpressでサイト構築し直して、翻訳プラグイン入れて、ポチッとなで多言語化！　どうしてこれやらないのか理解に苦しむよまったくもう」

さ「ちょ、ネコ型……？」

ネ「だいたいさ、道内ではそれなりに大手のはずな企業でもまだまだ手作業でサイト更新してたりするのはどうなんだろう。現場ではCMSの有用性も理解していて導入したがっているのだけど、問題は前世紀の遺物化している経営層なんだよねやっぱり。実際に使ってみないとその利便性や効果を実感できない部分があるのはまちがいないから稟議を通すのが一苦労で、多くのWeb担当者がそこで消耗しきっちゃってゴーサインを獲得できないでいるんだな。担当者もっとがんばれーという側面もあるけれど、インターネット施策への前向きな投資やチャレンジをもっとしていかないと北海道はじり貧だぜと危機感募らせてるのはWebサイト制作業者ゆえのミスリードなのでしょうかね。いやそうとも思えないな。なぜなら一部の真剣にWebに取り組んでいる企業は大きなリターンを得ているし、自社サイトを見直すことを契機に顧客との関係性の再構築に取り組み始めている誠実な企業だってある。ネットではごまかしが長くは続かないし顧客は目が肥えてるから企業は姿勢を正して顧客と自社の事業に真摯に向き合わなければならない。さてそれは企業にとって苦役かというともちろんそうではなく、創業当初には熱い思いで掲げていたであろう自社の存在理由・使命・企業理念への回帰、再生への第一歩であるわけだ。真に顧客に・社会に喜ばれる事業を営むことに、異を唱える会社なんてあるわけがないと私は思っているんですけどね」

さ「あ、あのあの」

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＜石川＠アイタス＞