Web活用備忘録
クライアントと北海道の未来を見越したWebサイト施策
2008 年 6 月 3 日
こんにちは。新人Hです。
採用面接の際、私は石川から「アイタスは北海道ナンバーワンを目指している」と言われました。
この目標は社外に向けても発信しており、最初はずいぶん大胆だなと感じたこともあります。
どうせ目指すなら日本一ではないか、とも考えました。
しかし最近、なぜ北海道ナンバーワンなのか、なぜ大々的に社外へも広告しているのか、その意味が少しずつわかってきた気がします。
Webページ制作という業態は、大きなくくりでは広告代行業であるともいえるでしょう。
しかし、そういう認識で北海道ナンバーワンを目指してはいないはずです。
Webページによる広告は、従来のそれとは大きく異なります。
いかに購買意欲を高めようと、動機付けをしようと、実際に商品や目的のある場所まで足を運んでもらうことではじめて効果があったとされるのが、従来の広告でした。
しかしWebページでは、仕組みさえしっかりと整えれば、その場で行動を起こしてもらうことができます。
アクセス解析などにより、効果測定や顧客管理なども非常に手軽で正確におこなえます。
パソコンが1台あれば、わざわざ広告代理店に頼まずとも、経営者自らが情報発信もできますし、検索エンジンのおかげであらかじめ商品やサービスに興味を持った人たちを集めるのも容易です。
Webページにはこんなにも大きな可能性が秘められているのですが、歴史も機能も新しいがゆえ、経営者世代にはそれが十分に浸透しきっていないという、業界独自の課題もあるのです。
また、同じ日本でも、古くから情報発信地として栄えている首都圏などと比べ、北海道ではなおさらそれが大きな課題となっていることも、アイタスに入社してからわかるようになってきました。
こうした現状にある北海道に拠点を置きながら、もし日本一を目指すというなら、あまりにも足元が見えていないのではないかと気づいてきたわけです。
この認識に立って、改めてアイタスの1日を眺めると、いかにクライアントのために動いているか、あるいはその先の消費者を意識しているかということがよく見えてきます。
極端な例をあげれば、求める機能性のわりに予算感も制作期間の想定もバラバラだというクライアントには、こちらから提案を投げかけることもあります。
クライアントが求める目的を洗い出し、本当に必要な機能ばかりなのか・提示された予算と制作期間で目的を達成するにはどうすればいいか・完成後の運用についてどこまで準備が整っているか、といったコンサルティングをおこなうこともあるようです。
企業コンサルティングが商売として成り立っている現代において、提案段階からそこまで親身になる必要はないかもしれません。
しかし、北海道ナンバーワンを目指す先に、道内全体の地力向上や意識改革を望んでいるからこそ、そこまでクライアントのためを思った動きができるのだなと、今は感じています。
アイタスはまだ小さな会社ですが、Webサイトが秘めた可能性や、北海道の持つパワーを信じる力はとても大きな会社だなと、認識を新たにしています。
<新人@アイタス>
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