Web活用備忘録

北海道・シーオー・ジェイピーのすごさは何なのか

2008 年 10 月 5 日

アイタス石川
こんにちは。今スグ試せるWeb活用研究会の石川です。

先日、十年来の同業者仲間であるデジタルファーム田中社長と話をしていて、北海道・シーオー・ジェイピーさんのクレドについて「すばらしい取り組みだ」と感心しあっていました。

クレドと言えばリッツカールトンのそれが有名で、日本国内でクレドということばを広めたのは経営コンサルタントの神田昌典氏でしょうか。

従業員が自信と誇りを持って業務従事できるよう、判断・行動の指針となる信条をまとめたものがクレドですね。携帯できるカードにして従業員はクレドを肌身離さず持ち歩く。朝、仕事を始める前にクレドを読み上げる。

この話は、他の経営メソッド、取り組み同様、多くの経営者層は既知のことかと思います。「あぁ、クレドね。はいはい知ってるよ」と。

北海道・シーオー・ジェイピーのすごさは、それをきちんと実践・継続しているところにありますね。

知っていてもやらないところと、行動に移し継続の中でカイゼンを繰り返すところ。この差は果てしなく大きいのだろうなと「知ってる」で止まっている私は痛切に感じます。

同社のECサイト(また、サイトからは見えない部分のさまざまな取り組み)は、ご覧の通り、良い意味での「教科書的」なつくりとなっています。

ここならではの特殊性は目立っていません。「ネットショップはかくあるべし」という「お手本的」「優等生的」なものです。

しかし、それが徹底されています。これが北海道・シーオー・ジェイピーのすごさであり、同社を私が非常に尊敬している点でもあります。

当社アイタスがECサイトのご相談を頂戴した場合、北海道・シーオー・ジェイピーさんをベンチマーク・お手本のひとつとして私は見ています。

商才があり、ネット外ではすばらしい実績を上げている経営者なのに、なぜかネットでは「ずれている」かたがいらっしゃいます。

ネットだから、ホームページだから、なにか特別なこと・他社とはちがうユニークなことをと指向してしまうようですが、ECサイトに奇策は不要です。

※「奇策不要」はECサイトに限らない話ではありますが。失敗して撤退する会社の共通項として、新規性・独自性傾向の強い施策をやりたがというのがあるなと、ネットの世界で私は十年以上見続けています。「よしとけば」と忠告しても、企画に囚われ視野が狭くなってしまい、自己の企画を客観視できなくなるのです(真の企画マンは企画に固執しません。企画はゴールへ到達するための乗り物・経路でしか無いから。乗り物・経路はひとつではありません)。

ただただ、やるべきこと・やって当然のことを、徹底し、継続する。

それをできる会社が稀であるからこそ、売上・利益をぐんぐん伸ばせる少数のネットショップと、苦戦しているたくさんのショップが存在しているのです。

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