クローム襲撃

Web活用備忘録

2008 年 9 月 5 日

クローム襲撃

こんにちは。ブログの書きかたを忘れてしまいそうな今スグ試せるWeb活用研究会の石川です。

便りがないのは元気な証拠ということで、ブログ書きをさぼっているあいだ、寝食忘れるノリで写真撮影について再勉強していました。

いくつかの案件で写真素材を入手できず、当社で撮影する（しかもある程度まじめに）ことが想定されるなど業務上の必要に迫られてではあるのですが、写真は楽しいですね。ビバ！　フォトグラフ！　カネと時間をかければ正比例して成果が上がるわかりやすさがとても良いです。

というわけで先日Googleがリリースしたブラウザ『Chrome』（クローム）についてです。

▲お次はクロームがターゲットだっ

アイタスのようなWebサイト制作会社の場合、ブラウザの新しいバージョンや新規のブラウザが発表されると、正直なところ、ちょっとげんなり感があります。また表示確認対象が増える……。

依頼主にもなかなかご理解いただけない事項なのですが、この確認にはえらく手間ひまがかかるものなのです。当社に入ってくる新人の多くは「こんなに表示確認ばかりしているとは知らなかった」と驚きます。

Webサイトもシステム、プログラムの固まりですから、テスト期間・（表示の不具合含めて）バグつぶしの期間が必要です。デキターオワリーイヤッホーイとはなかなかいきません。

さて、Google ChromeはWebサイト制作会社にどのような苦役を追加するやらと、まずはざっくりとあちこちのサイトを見てみたところ、大きな表示のくずれは発生していませんでした。

▲Google Chromeのアイコン見て、昔、こういう色とかたちのゲームがあったのを思い出しました

Google Chromeは、すでに発表済みで多くのユーザーに使われているAppleのブラウザ『Safari』と同じ表示プログラムを内部的に用いているので、インターネットエクスプローラーだけではなくSafariでの表示もケアして制作されている既存サイトの多くには、致命的な不具合があまり発生しなかったのでしょうね。

ホッと一安心です。

Google Chrome自体について述べますと、現バージョンにおいてはこのブラウザをメインで使うようになるユーザーはそう多くはないと思われます。

また、ネットリテラシーというか、バランス感覚というか、Googleでしかできないことは消去法的にGoogleのサービスを使い、他でも用が足りることはなるべくGoogleのサービスを利用しないという姿勢が今後ますます必要となってくるかもしれません。Googleは慈善団体ではありませんし、一極集中・寡占状態が良くないのは言うまでもありませんし。

なんにせよ、Web担当者は「こういうブラウザも出てきた」とは知っておいたほうが良いですね。

現代的な制作手法を確立している多くのWebサイト制作会社では、インターネットエクスプローラーだけではなく、他のブラウザでの表示にも気を配っています。

発注検討先の制作会社に「貴社ではどのブラウザで表示確認をしますか？」と質問してみるのも良いのではないでしょうか。

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＜石川＠アイタス＞