Web活用備忘録

Webサイト制作会社・良質な発注先を探すコツ

2005 年 8 月 16 日

このエントリは旧アイタスサイト記事の再掲となります。
※初出:2005年8月16日

大抵の場合、まずは検索エンジンで探し始めるのでしょうから、制作会社各社のサイトを見て、「この部分が良い」と思える箇所を各社別にリストアップしてみましょう。

リストが多い会社ほど、あなたが発注する会社に向いています。上位3社くらいを候補として残すと良いでしょう。

次に、電話してみましょう。メールを送ってみましょう。サイト制作における気になるポイント数点の質問事項をあらかじめ用意しておき、候補各社に同じように質問してみましょう。

あなたが気に入った回答を返してきた会社が、あなたが依頼する会社としてふさわしい会社です。

見積を依頼するときの注意点です。あいまいな前提だと、「しっかり作ろうとしている会社ほど高額」「(制作会社側が意識しているしていないに関わらず)テキトーに作ろうとしている会社ほど低額」になります。

したがって、相見積もりを取る場合、仕様がきちんと確定していないと比較検討ができません。見積を取る前段階で、作業の範囲定義が可能な限り具体化されていると、制作会社各社の費用検討ができるようになります。

「Webサイトのことに詳しくないので、仕様の確定ができない」という場合は、たとえば専門家に仕様確定を依頼するのもひとつの手です。

以後の制作実務とは切り離して、仕様確定部分のみ当社でもお引き受けいたしますし、ITコーディネータのカスガさんに依頼するのも良いでしょう(と、いきなり春日さんに振りましたが、当社と春日さんとはまったく利害関係がありません。ネットで札幌のITコーディネーターになにか頼もうとしたら、春日さん択一だと思います。迷惑かけたら堪忍やで)。

逆に、予算が確定しているのであれば、制作会社各社に「この予算でなにができるか提案して」と依頼するのが良いです。

まともな仕事をする制作会社であれば、「ホームページ作って。いくら?」と問われるより、「予算これ。どう料理する?」と問われるほうがありがたいものです。予算は大抵の場合決まっているのですから、ぜひ「おたくではなにができる?」と聞いてあげましょう。

※Webサイト制作の見積づくりというのは、とてつもなく大変なのです。

見積代や提案料としてフィを計上してあげると、更に良いでしょう。数万円程度の少額でも良いのです。

※最終的に儲けたい・投資する意味のあるサイトとしたいのであれば、予算が限定されている場合ほど初期段階ではケチらないことが肝要です。企画・設計段階で適切なコストをかけると、サイト公開時には数十~数百倍の価値が還元されます。逆の場合、大抵悲惨な結果になります。

実際に顔を合わせて商談をするフェーズまで進んで、まだ発注先を決めかねている場合は、面倒でも制作会社へ訪問すると良いでしょう。

使用パソコンは? モニタの種類は? アプリケーションは? 制作者がすぐ立ち上げられるブラウザの数と種類は? テスト環境は? 書棚に並んでいる参考書籍の質・量は? などなど、制作現場をチェックすると、どのような仕事をしてくれそうなのか、おのずと見えてくるものです。

※「一度お話を伺いたいので弊社へお越し頂けますか」とすぐ言ってしまうあなたは、重要なチェックポイントを見逃しているわけです。あなたが出かけましょう。

あなた自身が「ネットやパソコンはさっぱり」という場合は、少しでもこの方面に明るい社員や知人を同行させると良いでしょう。

こんなところでしょうか。このプロセスを経て弊社へご依頼いただけると制作会社としてはとても嬉しいですね。

<石川@アイタス

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